研究者向けSNS”ResarchGate(リサーチゲート)”

2020/08/29

各種サービス 体験談

t f B! P L

SNS(ソーシャルネットワークサービス)は数あれど

TwitterやFacebookなど皆さんは何らかのSNSを使用されているかと思います。ひょっとしたら研究者の方はご存じかもしれませんが、そんな数あるSNSサービスの中で研究者向けのSNSサービスであるResarchGate(リサーチゲート)についてのご紹介と、実際に約3年利用している管理人の使用感度をご紹介します。

ResarchGate(リサーチゲート)とは?

概要

ResarchGateは2008年に設立されたSNSでプロフィールや自身の論文をはじめとした研究成果などの情報を登録することができ、これらに関してフォローや”いいね!”、コメントなどを残すことができる、研究者の研究活動にフォーカスしたSNSサービスになります。

ResarchGateならではの特徴

研究者同士の成果や意見を共有化できる

Resarchgateを設立したIjad Madjsch氏はSNSを用いることによる研究者同士の研究成果の共有や交流を変えるために当該サービスを作ったとのことでした。

具体的にその一例を以下に示します。
  1. 自身のプロフィール
  2. 自身の研究データ(論文、発表用スライド、ネガティブデータを含む各種データ)
  3. Q&Aフォーム
  4. 大学などの研究機関や企業からの求人情報
1と2について、プロフィールは現在の自分の所属先や経歴、そして自身の研究履歴を掲載することができます。また、自身の研究成果の情報をアップすることができます。更に、自身の論文のフルテキストをアップロードすることすらできます。

仮に、希望する研究者の論文のフルテキストがアップロードされていない場合でも、フルテキストをResarchGate上でリクエストすることも可能で、専用のボタンを押すだけという手軽さです。

なお、アップロードする論文などのデータについて著作権が自身にあるのかどうかを確認してからアップロードすることをお勧めします。知らないうちに勝手に許可なくアップしていたということで学術誌事務局とトラブルに会っても怖いですし。

ちなみに管理人はオープンアクセスになっているものもフルテキストのアップロードはしていません。DOIを登録できるので、本当に欲しい人はそこからリンク先に飛んでもらえれば、オープンアクセスのものも読んでもらえますしね。

3に関しては、いろんな研究者が利用しているということで、研究で躓いたときに質問することができる機能があります。そして、ResarchGate利用者がそれを見て解決の糸口を見出すことを目的としています。

4は研究者と雇用先との懸け橋となる機能で、世界各国の研究機関での求人が記載されています。

自身の研究がどのように評価されているかがわかる


プロフィールを登録し、論文などの研究成果を登録すると、プロフィールページの名前の下に不思議な数値が表示されます。これは”RGスコア”と呼ばれ、ResarchGate内でどれだけ研究成果を開示したり、Q&Aに応えたりしたかなどで変動する数値になります。

また、研究成果を掲載した際に、その研究成果がどの程度読まれたり、引用されたり、ResarchGate内でお勧めされているかを数値化してくれます。これは各研究成果についても個別に数値化されます。

見ての通り管理人のスコアはしょうもないですが、それでも少しづつ評価されていく様子を見ることができますので、モチベーションアップにつながりました。

個人的に面白いのが週刊レポートとして、どの研究成果がどの国のどの組織の人が読んでくれたのか(もちろん登録者が事前に開示する情報を選択できます)を確認することができます。ちなみに管理人が先日確認した際には、普段読まれていない論文が久々に4名の方に読まれていてその国の方の国籍がトルコだったりして、”トルコでプチブームが起こってるわ~”などと息抜き時に見たりしています。

気になる研究者や、現在そしてかつての同僚をフォローできる

SNSだから当たり前だろと思われるかもしれません。実際その通りなのですが、フォローするとフォローした研究者の研究成果が新たに更新された時などにタイムラインに掲載されたりします。ですので、気になる研究者の動向収集はもちろん、同僚ががんばっている姿を確認でき、”あいつも頑張っているから俺も!!”とモチベーションアップにつながると思います。

フォロー自体もResarchGate内では気軽にフォローボタンを押すだけでつながり自体はかなり緩いです。気軽にフォローが可能ですので初めてでも抵抗なくフォローできるかと思います。

使っていない方はぜひ試してみてください

データアップ時の著作権の問題など使い方を考える必要がある点はありますが、登録が無料だったりしますので、試しに使ってみると新しい発見があるかもしれません。なお、iOSのみですがスマートフォン用アプリもあります。

ちょっとだけ宣伝

最後になりますが、当ブログの当初の大きな目的である自身の社会人博士(早期修了)体験談を書き残したいという大方書き終えることができました。また、8月1日から始めたブログですが、その質はともかく現在毎日更新できており、書くことが楽しいと感じられていることから、引き続き続けていきたいと考えています。

一番最初に書いた記事にもあります通り、これまでの、そしてこれから管理人が働きながら、ジャンルに関係なく自身で学び経験したことを残していけたらと考えています。当初の今回のような学問寄りな(といってもそこまで専門的ではないですが)記事も書けたらと考えています。

また、本日当ブログのTwitterを始めました(@rikaripo_blog)。ブログの更新やブログに関連する内容、どうでもいい内容をつぶやいていくかと思います。フォローいただけましたら幸いです。

月末で1,500pv位と弱小でほぼ独り言のような状態ですが、万が一お付き合いいただける方がいるのでしたら引き続きどうぞよろしくお願いいたします。



リカリポについて

自分の写真
現在某メーカーに勤務する技術系サラリーマンで、現在妻と年長の息子の三人暮らしです。 皆さんに少しでも有益な情報を共有化できるよう努力しますのでよろしくお願いします。

このブログを検索

にほんブログ村

関連するブログへのリンクです
にほんブログ村 大学生日記ブログ 博士課程大学院生へ

QooQ