英語が苦手なのに…
9月に正式に指導教官となる先生と打ち合わせをしていた際に言われた一言が「もちろん博士論文は英語ですよね」でした※。一応これまで書いた論文は1報を除き英文で書いたものの、上司や英文校正サービスによるサポートのおかげであり、いまだに苦手です。博士論文となると100ページ前後、もしくはそれを超えるボリュームになります。
※ちなみに後ほど確認したところ、筑波大学の場合は必ずしも英文で博士論文を書かなければならないということはないようです。事前に指導教官に確認してください。
また、入学後にお世話になる指導教官の研究室は所属するメンバーが20人を超え、その内留学生が6割を超える状況でしたので、セミナーなども全て英語でこなすことになると聞きました。ですので英語、特に英文の作成を行うにあたり、良いサービスやツールがないかと考えていました。
Grammarlyとは
Grammarly(グラマリー)とは英文作成補助ツールで自身の作成した英文を入力すると自動的に校正してくれます。具体的なイメージや解説については公式Youtubeチャンネルや他の日本人の英語の専門家方の解説サイトを見ていただくのがよいかと思います(”グラマリー”などと検索していただくと多くの解説が出てきます)。こちらでは簡単な概要や実際に私の使い方などを記載していきます。
使用方法は様々
使用方法は公式サイトにて自身のアカウントを作成することで、すぐに使用できるようになります。英文を投入するフォームがありますので、そちらに英文を投入すると以下のような形で指摘されます。これらの指摘を採用するか無視するかは使用者の判断に任せられます。
また、使用方法は多彩で、Google CholmeやWordの拡張機能として当該ブラウザやソフト上でGrammarlyを起動して英文を修正してくれたりできます。また、WindowsやMacintoshやAndroid、iOSでアプリの提供がされているようです。なお、Wordで使用した際は以下のような形で表示されます。
無料サービスと有料サービスがあります
基本的には無料で利用できるサービスとなっており、スペルや文法について修正を行ってくれます。また、有料版になると、どのような文章を作成するかを設定する際に例えば、アカデミックな文章か、Eメールを想定しているとか、カジュアルな状況を想定しているとか、細かい設定をすることが可能になります。併せて、前述の修正対象がスペルや文法以外に、周りくどい表現について修正案を提案してくれたり、論文などからの剽窃がないかのチェック機能(最近厳しいですからね)、また、さらに都度有料になりますがGrammarlyで入力した英文をGrammarlyの校正サービス(人を介した校正サービス)にそのまま出せるといったサービスも使用できます。個人的な感度として日常の仕様では無料でも十分使用できそうですが、論文などの専門的な文章作成では有料サービスが良いのではないかと思います。
有料サービスをお得に使用するためにすること
ちなみにこの有料サービスは最安値で1年契約で月$11.66(1年分まとめてだと$139.95)となっています。為替相場によりますが大体1万5千円程度でしょうか。管理人は正直ケチですし、どの程度使えるのかはわからなかったので、Grammarlyに登録してしばらく無料プランで様子を見ていました。そうすると、登録して約1か月くらいでGrammarlyから年契約で$75と約半額で有料プランにアップグレードできるというメールが届きましたので、そのタイミングで学生期間中のみ有料プランにしました。
ですので、仮にGrammarlyに興味があり、できるだけ安く有料プランを使ってみたい場合は、できるだけ早めにアカウントを作ってメールマガジンを貰えるようにしておくといいと思います。ただし、今後も同様のキャンペーンを実施するかはわかりませんので、あくまでも参考ということでお願いします。
管理人の使用方法
Grammarlyは私のような英文作成に不慣れな人にとって、本人が気づかないようなミスを自動的に瞬時に判定し、指摘してくれます。それにより自身の作成した英文がよりブラッシュアップすることは事実かと思いますが、その全てがネイティブに受け入れられるかは正直わかりません。ただ、年間約1万5千円、場合によっては約7千5百円で制限なく専門的な英文チェックをしてもらえるというのは魅力的に感じます。
ですので、英文メールなどの日常使いではGrammarlyでのチェック(無料サービス)で済ませています。しかし、博士論文作成時はGrammarly(有料サービス)でチェックしてもらって、さらに別途別の英文校正サービスを使って質の向上に努めていました。なお、英文校正サービスについても今後話題として挙げたいと考えています。
サービスを知り、活用することも実力のうち
社会人でありながら、学生として研究もしなければならない状況において、さける時間や労力が制限されてしまいます。しかし、働いている以上経済的なメリットもありますので、このようなサービスをどんどん使っていくことは非常に有効だと思います。
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